スーパーマーケットや一般量販店、市場などで売られているフルーツは、
価格が少し高いため、なかなか買えない人もいるのではないでしょうか?
そこで、比較的安価でお手軽にフルーツを楽しめるものといえば、フルーツの缶詰です!
1種類のフルーツだけが入ったものや、ナタデココが入ったもの、
フルーツミックスなど、バリエーションが豊富です。
しかし、「フルーツ缶詰のシロップが身体に良くない」という話も聞きます。
その理由はいったい何なのか、解説していきます。
フルーツ缶詰のシロップは身体に悪いの?
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フルーツ缶詰のシロップは、糖分や塩分が含まれているため、
摂りすぎると体に悪い可能性があります。
糖分は、摂りすぎると肥満や糖尿病、虫歯などの原因になる可能性があります。
塩分の摂りすぎは高血圧や心臓病などの原因にもなりかねません。
また、フルーツ缶詰のシロップの糖分や塩分量は、商品によって異なります。
一般的なフルーツ缶詰のシロップは、100gあたり糖分約40g、塩分約1g含まれています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
1日の糖分摂取量の目安は、成人男性で75g、成人女性で65gです。
塩分摂取量の目安は、成人男性で8g、成人女性で7gです。
フルーツ缶詰のシロップを食べる際は、糖分や塩分量に注意しましょう。
1日に1缶程度を目安に、他の食品で糖分や塩分を控えるように心がけましょう。
フルーツ缶詰は栄養が無いってホント?
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缶詰のフルーツの栄養価は、生のフルーツと比べると、多少低下している可能性があります。
缶詰の製造工程では、フルーツを加熱殺菌するため、
ビタミンCやビタミンB群などの水溶性ビタミンが、ある程度失われてしまいます。
また、シロップ漬けや砂糖漬けなどの缶詰では、糖分が添加されることで、
果汁や栄養素の吸収が悪くなる可能性があります。
しかし、缶詰のフルーツにも生のフルーツと同様に、
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素は含まれています。
また、缶詰は保存期間が長く、常温で保存できるため、
いつでも手軽にフルーツを摂取することができるメリットもあります。
フルーツ缶詰から缶の匂いがするが大丈夫?
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缶詰のフルーツから少し缶の味がする程度であれば、食べても問題ありません。
缶詰の製造工程では、フルーツを缶に入れ、熱湯で加熱殺菌します。
このとき、缶の内側からわずかな金属成分が溶け出し、フルーツに付着することがあります。
そのため、缶詰のフルーツから金属のような味がすることがあるのです。
しかし、この金属成分はごく微量であり、健康に害を及ぼす可能性は低いと考えられています。
また、缶詰のフルーツは、缶の内側にコーティングが施されているため、
金属成分の溶け出しを抑える効果があります。
缶の味が強く気になる場合は、以下の方法で取り除くことができます。
- 缶詰のフルーツを水で洗う
- 缶詰のフルーツを冷蔵庫で冷やす
また、缶詰のフルーツをヨーグルトやアイスクリームにかけるなど、
他の食品と組み合わせて食べると、缶の味が気になりにくくなるかもしれません。
なお、缶詰のフルーツから缶の腐食や錆びによる異臭がする場合は、食べないようにしましょう。
フルーツ缶詰が新鮮かどうかの見分け方
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フルーツの缶詰が新鮮かどうかの見分け方としては、以下のようなものが挙げられます。
- 缶の外観
- 缶の表面に凹凸や錆びなどの異常がないか確認する
- 缶の蓋がしっかりと閉まっているか確認する
- 果肉の状態
- 果肉の色や形が鮮やかで、ツヤがあるか確認する
- 果肉が柔らかすぎず、かたくなすぎないか確認する
- 果肉に腐敗や変色などの異常がないか確認する
- シロップの状態
- シロップの色が透明で、濁りがないかどうか確認する
- シロップのにおいがおかしいと感じたら、食べない
見分け方①缶の外観
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缶の外観は、缶詰の劣化の程度を判断する手がかりになります。
缶の表面に凹凸や錆びなどの異常がある場合は、
缶詰が劣化している可能性が高いため、食べないほうがよいでしょう。
また、缶の蓋がしっかりと閉まっていない場合は、
缶詰が空気に触れて劣化している可能性が高いため、避けましょう。
見分け方②果肉の状態
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また、果肉の状態は、缶詰の鮮度を判断する最も重要なポイントです。
果肉の色や形が鮮やかで、ツヤがある場合は、新鮮である可能性が高いです。
また、果肉が柔らかすぎず、かたくなすぎない程度であれば新鮮です。
ただし、果肉が腐敗や変色などの異常がある場合は、食べないほうがよいでしょう。
見分け方③シロップの状態
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シロップの状態は、缶詰の品質を判断する手がかりになります。
シロップの色が透明で、濁りがない場合は、品質が良好である可能性が高いです。
また、シロップ匂いが気になる場合は、食べないほうがよいでしょう。
なお、缶詰の賞味期限は、あくまでも目安です。
賞味期限が切れているからといって、必ずしも食べられないわけではありませんが、
劣化している可能性が高いため、食べないほうが望ましいです。
フルーツ缶詰を健康的に食べる方法
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缶詰のフルーツを健康的に摂取するためには、以下のとおりです。
- シロップ漬けや砂糖漬けなどの缶詰は、シロップを控えて、果肉をそのまま食べる
- 缶詰のフルーツと、他の食品で栄養素をバランスよく摂取する
缶詰のフルーツを上手に活用して、健康を維持しましょう。
また、どうしてもシロップを活用したい場合は、以下のような活用方法が良いでしょう。
- シロップを少なくして、フルーツをそのまま食べる
- シロップを煮詰めて、糖分を濃縮する
- シロップを別のものに活用する(ヨーグルトやアイスにかける、ドリンクを作るなど)
フルーツ缶詰のシロップはできるだけ避けよう!
フルーツ缶詰は、生のフルーツに比べると価格が安く、保存期間が長いなどのメリットもあります。
そのため、毎日の食事に取り入れやすい食品と言えます。
しかし、フルーツ缶詰のシロップには糖分や塩分が多く含まれており、
そのまま口にすると糖尿病や高血圧、心臓病などのリスクが高くなるきっかけになりかねません。
フルーツに付いたシロップを洗い流したり、野菜や食物繊維などを食べて
栄養素のバランスを取ったりすることで、健康的に食べることができるでしょう。
フルーツをお手軽に食べられる缶詰は、経済的にとても助かるものです。
フルーツを健康的に美味しくいただきましょう!
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