えのきは年間を通して比較的安価で購入できる食材です。
また、クセがあまり無いことからスープやみそ汁、食欲の秋の添え物、冬には鍋ものなど、
和食においていろんな用途で活用できる、万能な食材です。
えのきは袋やパックで売られており、スーパーマーケットでは常温または冷蔵で販売されています。
では、えのきの賞味期限はどのくらいなのか分かりやすく解説していきます。
常温保存と冷蔵保存で賞味期限が変わる
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まず、えのきを購入する際、袋やパックに賞味期限は記載されていません。
実はえのきや野菜などの生鮮食品には、賞味期限を記載しなければならないという
義務は無いとされています。
それでは、えのきはどのくらいの賞味期限があるのでしょうか?
常温保存と冷蔵保存で違いがあるので、それぞれ見ていきましょう。
常温保存での賞味期限は1~2日
えのきを常温保存した場合の賞味期限は、およそ1~2日です。
えのきは10~15度前後の寒冷な気候で育つ菌類であり、涼しい環境での保存が適しています。
ただし、購入したえのきを常温で保存していると、わずか1日ほどでぬめりやにおいが発生し、
変色といった腐り始める前兆が見られます。
せっかく購入してもすぐに腐らせてしまってはもったいないので、常温保存はあまり推奨できません。
冷蔵保存での賞味期限は1週間
次に、えのきを冷蔵保存した場合の賞味期限は、およそ1週間です。
また、冷蔵保存する場合は家庭用冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
野菜室はおよそ3~9度で設定されているため、えのきの保存環境としてはピッタリです。
ただし、購入した時のまま袋で保存するのはあまりおすすめできません。
なぜなら、えのきは湿気に弱いからです。
少し面倒ですが、キッチンペーパーに包み、ポリ袋の口を閉じて保存しましょう。
※石突は切り落とさずにそのままで問題ありません。
冷凍保存なら3~4週間の長期保存が可能!
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えのきを1週間以内に使いきれない・・・そんな時は、冷凍保存がおすすめです。
えのきを冷凍保存した場合の賞味期限は、およそ3~4週間です。
えのきを冷凍する際は、まずは石突を切り落としましょう。
そのあと、洗わずに手でほぐし、ポリ袋に入れて保存しましょう。
冷凍保存で栄養価がアップするメリットも!
えのきは、冷凍保存すると栄養価と旨味が格段に上がります!
えのきには「キノコキトサン」と呼ばれる脂肪燃焼を促進させる成分が含まれています。
えのきを冷凍保存することで、そのキノコキトサンの含有量がなんと12倍にも増えるのです!
また、生のまま冷凍することで細胞壁が壊れ、旨味成分であるグアニル酸が
出やすくなるといわれています。
たくさん購入したのは良いものの使い切れない場合は冷凍保存すると良いでしょう。
えのきは腐るとどうなる?
えのきが腐ると次のような変化が現れます。
- 見た目
- 臭い
- 感触
腐り始める兆候が見えてきた場合は保存期間を越えていなくても食べないほうが良いでしょう。
変化①見た目
全体的に黄色っぽくなり、袋の中に水気が発生しハリが無くなり、しなびた印象になります。
茶色に変化している場合は確実に腐っているので、残念ですが処分しましょう。
変化②臭い
えのきが腐ると、生臭さや酸っぱい臭いがしてきます。
見た目には分からなくても、異様な臭いが少しでもするようなら食中毒につながる
危険性があるので、こういった場合も処分しましょう。
変化③感触
えのきは腐ってしまうと腐敗菌の発生により、ぬめりが出たり全体的に柔らかくなったります。
新鮮なえのきを調理するとぬめりが出ますが、
これはムチンという成分による変化なので、問題はありません。
生の状態でぬめりが発生している場合は腐っている証拠なので、違いを覚えておきましょう。
えのきを使ったかんたんレシピをご紹介!
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比較的安価でクセがあまり無く、低カロリーでもあるのでダイエットや節約には最適です。
ですが、単調な味わいがゆえに毎日食べていると少し飽きてしまいますよね。
そこで、えのきをおかずのように美味しく食べられるかんたんレシピをご紹介します!
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筆者が考えた、えのきと片栗粉と塩だけで作れる「トロトロえのき焼き」をご紹介します。
- 用意するもの
- えのき1袋(200gほどの大きなものなら2分の1の量)
- 片栗粉 大さじ1杯
- サラダ油 大さじ1杯
- 食塩 一つまみ(もしくは好きな調味料でOK)
- 手順
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1.えのきの石突を切り落とし、全体を洗い流したあと、
えのきを少し絞るかキッチンペーパーで水気を大まかに取ります。
2.えのきを2~3cmに切ります。
お好みの食べやすい大きさで構いません。
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3.片栗粉大さじ1杯をえのき全体に混ぜ合わせます。
トロトロ感を強めに出したい場合は大さじ1杯弱、
しっかりめの生地に仕上げたい場合は大さじ山盛り1杯ほどをおすすめします。
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4.玉子焼き器もしくはフライパンを用意し、中火で温め、サラダ油大さじ1杯を敷きます。
5.サラダ油が温まり全体に広げたら、片栗粉と混ぜ合わせたえのきを入れます。
均一に火が通るよう平たく広げておきます。
この時点で食塩を一つまみ全体にふりかけても良いですし、完成してから味付けても構いません。
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6.表面がきつね色になったらフライ返しで裏面も焼きます。
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7.表面と同じように裏面もきつね色になるまで焼けたら完成!
片栗粉を大さじ1杯弱で作った場合、写真のようなトロトロ感の強いえのき焼きができあがります。
食物繊維豊富で低カロリーなえのきのかんたんレシピでした。
えのきを使いきれずに困っていたり食べ飽きてしまった時に、ぜひご活用してみてください。
えのきは保存方法で賞味期限が変わる!
えのきは保存の仕方で賞味期限が変わります。
また、比較的安価で低カロリー食材、冷凍保存することで
栄養価や旨味アップすることも分かりました。
スープやみそ汁、炒め物、焼き物など用途のバリエーション豊富でとても万能な食材であることから、
たくさん買っておいて冷凍保存しておくことをおすすめします。
ご自身で新たなレシピを考えてみても楽しいかもしれませんね!
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