10月にはハロウィンイベントがあることから、それに伴いカボチャは注目されることが多くなります。
しかし、カボチャを丸々1個買って調理するとなると、硬くて切るのが大変ですよね。
あまりにも硬くて切るのが怖いという人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、硬いカボチャをかんたんに切る方法をご紹介します。
カボチャはなぜあんなに硬いの?
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カボチャが硬いのは、原産地の環境が影響しているからと言われています。
カボチャの原産国は主に中南米だそうです。砂漠地帯や熱帯地域がとても多いエリアです。
恵まれた環境で育つ野菜とは違い、十分な水分や栄養などが限られているからこそ、
カボチャはその少ない水分や栄養を失わないようにと
「生き抜くため」にあのように硬くなったとされています。
つまり、カボチャは過酷な環境でどうにか生き延びるために、
水分や栄養を失わないようにするために硬い皮を生成するようになったのです。
また、完熟しているカボチャは皮が大変硬く、表面がツヤツヤしていることが特徴です。
カボチャは種類によって硬さが異なる
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カボチャは、品種や収穫時期によって硬さが異なります。
- 日本カボチャ
- 西洋カボチャ
- ペポカボチャ
カボチャは大きく分けて、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャと3つの種類に分けられます。
それでは、種類ごとに特徴を見ていきましょう。
種類①日本カボチャ
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日本カボチャは、日本に初めて伝わった品種で、原産国はアメリカです。
室町時代の末期に渡来し、そこから品種改良によって黒皮カボチャ、菊カボチャなど、
さまざまな種類へと変化を遂げました。
日本カボチャは表面がごつごつ・凸凹しており、甘みが少なくねっとりとしています。
西洋カボチャに比べ味がすっきりとしているので、煮物や天ぷらなど和食に適しています。
種類②西洋カボチャ
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次に西洋カボチャは、日本カボチャに比べ表面の凹凸が少なく、ツルンとした印象です。
栗カボチャ、黒皮栗カボチャなどが挙げられます。
水分が少なめで糖度が高く、ホクホクとした食感が特徴です。
コロッケや蒸し野菜、スイーツづくりに適しています。
種類③ペポカボチャ
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ペポカボチャはウリ科の野菜であり、食用としてはズッキーニが挙げられますが、
それ以外は「おもちゃカボチャ」と呼ばれます。
なぜそう呼ばれるのかというと、ほとんどの品種が水分が多すぎたり苦みが強すぎたりと、
食用にはあまり適さず、園芸用の作物として用いられることが多いからです。
ハロウィンで「ジャック・オー・ランタン」を作るために使われるオレンジ色のカボチャや、
手の平サイズで可愛らしく、インテリア感覚で楽しめるカボチャが
「おもちゃカボチャ」と呼ばれます。
「ジャック・オー・ランタン」やハロウィンについては、
「ハロウィンとは?なぜ仮装するの?」の記事を参照ください。
最も硬い西洋カボチャ「シルクスイート」
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日本で流通していて最も硬いカボチャは、西洋カボチャである「シルクスイート」です。
栗カボチャの一種で、果実が白く、甘みが強く、煮崩れしないのが特徴です。
一般的な他のカボチャに比べ、果実の硬さはなんと2倍ほどあると言われています。
なぜこんなに硬いのかというと、水分量が少ないからです。
水分が少ないことで、糖分や繊維質の含有量が多いということになり、
それがシルクスイートの甘みや煮崩れのしにくさにつながっています。
果実の硬さを活かし、シルクスイートは煮物やシチュー、スープなどの料理に
使われることが多いです。
硬いカボチャを切りやすくする方法
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かぼちゃは、品種や収穫時期によって硬さが異なります。
硬いかぼちゃを切りやすくする方法を紹介していきます。
- 電子レンジで加熱する
- ナイフを温める
- 包丁を立てて切る
- ヘタを先に切る
- 薄く切る
方法①電子レンジで加熱する
包丁を入れることが怖い・・・そんな人は、まず電子レンジで温めることをおすすめします。
電子レンジで加熱すると、かぼちゃが柔らかくなって包丁が入りやすくなります。
丸ごとの場合は5〜6分程度、カットしたものは3〜4分程度加熱します。
方法②ナイフを温める
包丁を熱湯に浸けて温めておくと、かぼちゃが冷たくても包丁が入りやすくなります。
方法③包丁を立てて切る
包丁を寝かせると力を入れにくく、包丁が滑りやすいので、立てて切るようにしましょう。
また、包丁を寝かせて切ろうとすると、途中で包丁が挟まってしまい、
最悪の場合抜けなくなってしまうので大変です!
方法④ヘタを先に切る
ヘタの部分はかぼちゃの中で最も硬いので、先に切っておくと切りやすくなります。
方法⑤薄く切る
厚切りにすると包丁が入りにくいので、薄く切るようにしましょう。
硬いカボチャは工夫次第でかんたんに切れる!
カボチャはとても硬いですが、ヘタを先に切り落としたり、
包丁を縦に入れることで切りやすくなることが分かりました。
最も怖くない方法としては、まず電子レンジでカボチャを温めることです。
これでカボチャを包丁で切ることが怖い人もチャレンジしやすくなったのではないでしょうか。
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