2024年1月1日、新年・元日というめでたいはずの日に、能登半島で地震が発生しました。
被害を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げるとともに、
被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
今回の地震で、ふと疑問に思ったことです。
もしダイバーがダイビング中に地震に見舞われるとどうなるのでしょうか?
また、海底で起きる現象とはどのようなものか解説します。
ダイビング中に地震が起きると吸い込まれる危険性がある
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/24631305_s.jpg)
地震が起きた時、ダイビングなどをしていたら、プレートに吸い込まれる危険性があります。
ダイビングをしていた場合、津波に巻き込まれる可能性が高いため、
プレートに吸い込まれる危険性も高くなるからです。
具体的には、以下のような現象や被害が起こります。
- 海底が隆起したり沈降したりする
- 海水が持ち上げられたり、引き下げられたりする
- 海水が押し出され、波が発生する
- 津波がダイバーのいる海域に到達する
- ダイバーが津波に巻き込まれる
- ダイバーが海底の隆起や沈降によって、プレートに吸い込まれる
地震が発生したときは、津波の警報に注意し、速やかに避難することが重要です。
また、ダイビングをしていた場合は、海底の隆起や沈降に注意し、安全に退避するようにしましょう。
なお、プレートに吸い込まれるかどうかは、地震の規模や海底の状況などによっても異なります。
そのため、必ずしもプレートに吸い込まれるわけではありませんが、大変危険です。
地震が発生した時の海底の変動とは?
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/27469425_s.jpg)
地震が発生すると、海底が隆起したり沈降したりします。
この変動は、海水の重力によって海面にも伝わります。
海面が隆起すると、海水は押し出され、波が発生し、これが津波の始まりとなるのです。
また津波は、海が深いほど速く伝わります。
沖合いでは、ジェット機に匹敵する速さで伝わると言われています。
逆に、水深が浅くなるほど速度が遅くなるため、津波が陸地に近づくにつれ、
減速した波の前方部に後方部が追いつくことで、波高が高くなります。
そのため、地震の規模が大きいほど、津波の規模も大きくなるのです。
地震の発生場所で津波の被害も変わる
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/407262-1024x768.jpg)
地震の発生場所も津波の規模に影響を与えます。
海岸に近い場所で地震が発生すると、津波が陸地に到達するまでの時間が短くなります。
そのため、海岸に近い場所で地震が発生すると、津波の被害が大きくなる可能性があります。
日本は、プレート境界に位置する国であり、地震の多い国として知られています。
そのため、日本では、津波が発生する危険性があります。
地震が発生したときは、津波の警報に注意し、速やかに避難することが重要です。
具体的には、以下のようなものが起こります。
- 海底が隆起したり沈降したりする
- 海水が持ち上げられたり、引き下げられたりする
- 海水が押し出され、波が発生する
- 津波が海岸に到達する
地震が起きた時、海底や海水がどのように変化するかを理解しておくことは、
津波から身を守るために重要です。
そもそもなぜ地震が発生するの?
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/24422717-1024x1024.jpg)
地震は、地球のプレートテクトニクスによって引き起こされます。
プレートテクトニクスとは、地球の表面を覆う固い岩の板であるプレートが、
ゆっくりと動いているという学説です。
そのプレートの動きは、地球の内部にある熱とマグマによって駆動されています。
プレートの境界には、以下の3つの種類があります。
- 沈み込み帯
- 拡張帯
- 変形帯
プレートの境界①沈み込み帯
沈み込み帯では、冷たい海洋プレートが暖かい大陸プレートや他の海洋プレートの下に沈み込みます。
沈み込むプレートの重さによって、上にあるプレートの岩盤が圧縮され、折れ曲がります。
これが地震の原因となります。
プレートの境界②拡張帯
拡張帯では、2つのプレートが離れていきます。
プレートの間にできた隙間からマグマが噴出し、新しい地殻が形成されます。
この過程で、マグマの噴出によって地震が発生することがあります。
プレートの境界③変形帯
変形帯では、2つのプレートが互いにぶつかり合うか、横にずれ合います。
この過程で、プレートの境界にひずみが生じ、地震が発生することがあります。
ダイビング中に地震が起きる前兆を察するには?
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/22930348-1024x768.jpg)
ダイビング中に地震が起きる前兆を察するには、以下のことに注意しましょう。
- 海底の隆起や沈降
- 海水の動き
- 周囲の環境の変化
前兆①海底の隆起や沈降
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/3951753_s.jpg)
地震が発生すると、海底が隆起したり沈降したりします。
そのため、海底が隆起したり沈降したりしている場合は、地震の前兆の可能性があります。
海底の隆起や沈降を察するには、以下のことに注意しましょう。
- 海底の形状の変化
- 海底の色や模様の変化
- 海底の流速の変化
前兆②海水の動き
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/3810021_s.jpg)
地震が発生すると、海水が持ち上げられたり、引き下げられたりすることがあります。
そのため、海水の動きが不自然な場合は、地震の前兆の可能性があります。
海水の動きを察するには、以下のことに注意しましょう。
- 海水の波の高さや周期の変化
- 海水の濁り
- 海水の流れの変化
前兆③周囲の環境の変化
![](https://takataamui.com/wp-content/uploads/2024/01/28339645_s.jpg)
地震が発生すると、周囲の環境にも変化が起こることがあります。
そのため、周囲の環境に変化がある場合は、地震の前兆の可能性があります。
周囲の環境の変化を察するには、以下のことに注意しましょう。
- 気圧の変化
- 地鳴り
- 動物の異常な行動
常日頃から地震の危険性を頭に入れてダイビングに向かおう
地震の発生を予測する地震予知技術の研究も進められています。
しかし、現時点では、地震がいつどこで発生するかを正確に予測することはできません。
そのため、ダイビングをする際には、地震の前兆を察するための注意点を理解し、
安全に行動することが重要です。
- 地震の発生が予想される海域では、ダイビングを控える
- ダイビングをする場合は、海底や海水の動きに注意する
- 周囲の環境に変化がないか、常に確認する
- 地震が発生した場合は、速やかに安全な場所に避難する
以上を踏まえ、地震の危険性を頭に入れたうえで、ダイビングに向かうと良いかもしれません。
コメント