どこの職場に行っても、「通る道」があります。
一体何のことだと思いますか?
答えは、「必ずお局(おつぼね)様が存在し、制裁を食らう」ことです(笑)
職場の最年長であったり、勤務歴がとても長かったりすると、
なぜか「現場監督」のような立ち位置で、あれやこれやとご指示が入るものです。
一方で、中にはとても温厚で優しく、仏のような最年長の方も存在しますが、
ほとんどの場合は怖いですよね・・・。
しかし、お局様という存在はなぜ生まれるのでしょうか?
そんな恐怖の「お局様」の謎に迫ります(笑)
お局様はなぜ生まれるの?3つの大きな要因
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お局様と呼ばれる存在は、様々な要因が複雑に絡み合って生まれると考えられます。
- 曖昧な組織環境
- 個人的な要因
- 社会的な要因
要因①曖昧な組織環境
まず一つ目の要因は、曖昧な組織環境であると、
お局様が独自の基準で物事を判断し、権力を振るいやすくなります。
なぜなら、上司が部下を指導・監督せず、放置状態になると、
お局様が権力空白を埋めるように介入しやすくなるからです。
また、長年やってきたやり方があるがゆえに、新しい考えや意見を受け入れず、
保守的な風土が強い職場では、変化を恐れるお局様が生まれやすくなります。
要因②個人的な要因
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二つ目の要因としては、周囲から認められたい、自分が一番でありたいという強い欲求が、
お局様的な行動につながる場合があります。
お局様になる可能性がある人は、自分のあまり高くない能力や将来に対する不安から、
周囲をコントロールすることで安心感を得ようとする場合があります。
もしくは、職場で嫌な思いをした経験から、
自分を守るために攻撃的な態度を取ってしまう場合があります。
要因③社会的な要因
三つ目の要因としては、女性が働き続けることが一般的になったとはいえ、
なんだかんだで男性中心の社会風土がいまだに残っており、
女性のキャリア形成や評価において課題があるためです。
男女間の賃金格差や役職格差など、ジェンダーギャップが大きい社会では
女性が組織内で権力を持つことが難しく、
「女性同士」という小さな組織内で、権力を持ちたいお局様的な存在が生まれやすくなるのです。
「お局」という言葉の意味や由来とは?
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「お局」という言葉には、主に以下の2つの意味があります。
- 職場で長年勤務している女性
- 意地悪で口うるさい女性
意味①職場で長年勤務している女性
職場で長年勤務している女性は、一般的に「お局様」と呼ばれます。
特に、古参で権力を持っている女性を指す場合が多いです。
例えば、「私が若い頃はもっと〇〇だったのに」
「私はずっとこのやり方でやってきたから、そのやり方は認めない」など、
あれやこれやと意見をつけたがる人が「お局様」に該当するようです。
意味②意地悪で口うるさい女性
一つ目の意味合いから派生した意味で、
職場における「嫌われ者」のようなニュアンスで使われることもあります。
職場の新人や若い女性など、権威の弱い女性に対して「制裁」を与える存在です。
「お局様」という言葉の由来
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「お局」という言葉は、江戸時代の大奥で使われていた言葉です。
大奥では、将軍の側室や女官たちの住居を「局」と呼んでいました。
その中で、権力を持っていた女性を「お局様」と呼んでいたのが、
現代で使われる「お局」という言葉の由来です。
お局様にターゲットにされた時の対処法4つ
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お局様にターゲットにされた時の対処法は、
状況や相手によって異なるため、一概にこれが正解というものはありません。
しかし、いくつかの基本的なポイントを押さえることで、
状況を改善したり、悪化を防いだりすることができる可能性があります。
- 冷静さを保つ
- 相手を理解する
- 距離を取る
- 信頼できる人に相談する
対処法①冷静さを保つ
お局様から攻撃されたり、嫌がらせを受けたりした時、
感情的にならずに冷静さを保つことが重要です。
相手と同じ土俵に立って感情的に反論してしまうと、状況が悪化する可能性があります。
また、反論が得意な相手がゆえに、上手いこと言いくるめてこちらが悪者にされかねません。
対処法②相手を理解する
なぜお局様からターゲットにされているのか、その理由を理解しようと努めてみましょう。
相手が自分に何を求めているのか、何に不満を持っているのかを知ることで、対処法も見えてきます。
例えば、もしかしたら相手は家庭でとても嫌な思いをしており、
ストレスのはけ口や、家庭では持つことのできない威厳を手に入れたいのかもしれません。
こちらとしては迷惑この上ないのですが・・・(笑)
対処法③距離を取る
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できるだけ相手と関わりを持たないようにすることが、平和的な解決策の一つです。
挨拶や業務上の必要最低限の会話以外は、極力関わらないようにしましょう。
ただし、たとえ無視されたとしても、挨拶や確認作業は怠らないようにしましょう。
また、相手が近くにやってきたら「試合開始」の合図です。(多分)
相手に何か言われる前に、物理的に離れて拒絶するもありかもしれません。
対処法④信頼できる人に相談する
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同僚や上司、家族など、信頼できる人に相談することで、精神的なサポートを得ることができます。
また、第三者の客観的なアドバイスをもらうことで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。
しかし、同僚や上司の中には「お局様の内通者」がいる可能性も否めません。
いつも個人的に話を引き出そうとしてくれると思いきや、
実はウラで噂話のネタを探しているだけだったということもあります。
いわゆる「フレネミー」と呼ばれる存在です。
相談する相手を見極めるのもなかなか大変です・・・。
必要であれば、人事部に相談する
お局様による嫌がらせやパワハラがひどい場合は、人事部に相談することも有効です。
会社は、労働者が安全に働ける環境を提供する義務があります。
外部相談室に連絡する
どうしても人事部に相談しにくいのであれば、
パワハラ相談に関する窓口や外部の相談室に力を借りるのも手です。
外部から人事へ連絡がいくことで、より深刻な問題であると訴えることができるかもしれません。
記録を残す
また、上記を踏まえたうえで、お局様からの嫌がらせや暴言は
証拠として記録しておくことが重要です。
メモや録音など、客観的な証拠があれば第三者に相談したり、問題解決に役立てることができます。
転職も選択肢の一つ
どうしても状況が改善されない場合は、転職も選択肢の一つです。
精神的な負担を軽減するためにも、無理に同じ職場にしがみつく必要はありません。
仮に精神を壊しても、会社は最後まで保証してくれるとも限りませんからね。
お局様と可能な限り平和的に共存しよう
お局様と完全に関係を断つことは難しい場合もあります。
そのような場合は、以下の点に意識することで、平和的に共存できる可能性があります。
- 相手の機嫌を伺ったり顔色をうかがったりしない
- 相手の意見に何でも従ったり同調したりしない
- 自分の意見や主張は毅然とした態度で伝える
- 必要以上に相手に関わらない
- 自分なりのリフレッシュ方法を見つける
お局様との問題は、一朝一夕に解決できるものではありません。
しかし、冷静さを保ち、適切な対処法を講じて、
少しでも過ごしやすい職場環境に持っていけることを願うのみですね(汗)
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