骸骨に鼻の骨がないのはなぜ?3つの構成から成り立つ人間の鼻とは?

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突然ですが、あなたは「骸骨に鼻の骨がない」ことに気づいたことがありますか?

骨格標本や頭蓋骨の写真などを見ると、鼻の骨はありません。

(例えば、ハロウィンでジャック・オー・ランタンを作る時も、鼻はくり抜かれます。)

私たちが生きているときの顔は、鼻の骨によって形作られています。

しかし、死んでしまった後、鼻の骨は消えてしまいます。

では、どうして人間の鼻の骨はなくなってしまうのか不思議ですよね。

今回は、なぜ骸骨に鼻の骨がないのか、その理由を探ってみたいと思います。

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骸骨に鼻の骨が無い2つの理由とは?

骨格標本や骸骨に鼻の骨がない理由は、大きく分けて2つあります。

  • 軟骨でできているから
  • 意図的に鼻の骨を除去

理由①軟骨でできているから

1つ目の理由は、鼻の骨は比較的薄く、軟骨でできている部分も多いため、

死後に腐敗や乾燥によって失われやすいことです。

鼻の骨は、鼻梁や鼻先などの部分を形成していますが、

これらの部分は軟骨でできている部分が多く、死後に腐敗や乾燥によって軟骨が溶けてしまうことで、

鼻の骨が失われてしまいます。

そのため、骨格標本や骸骨に鼻の骨がないのです。

理由②意図的に鼻の骨を除去

2つ目の理由は、骨格標本や骸骨を作る際に、鼻の骨を意図的に除去することもあることです。

骨格標本や骸骨は、教育や研究のために作られることが多いですが、

鼻の骨は、鼻腔や鼻孔などの細かい構造を観察する際に邪魔になることがあります。

そのため、骨格標本や骸骨を作る際には、鼻の骨を除去することがあります。

具体的には、骨格標本や骸骨を作る際には、まず、死体から肉や皮膚を取り除きます。

この際に、鼻の骨も取り除かれることがあります。

また、骨格標本や骸骨を作る際には、骨を洗浄や消毒するなどの処理を行います。

この処理の際にも、鼻の骨が損傷したり、失われたりします。

なお、鼻の骨が残っている骨格標本や骸骨も存在します。

例えば、化石化した骨格標本や、死後すぐに骨格標本や骸骨に加工されたものには、

鼻の骨が残っていることがあるのです。

3つの構成でできた人間の鼻

人間の鼻の骨は、軟骨と骨の両方からできています。

鼻の骨は、大きく分けて3つの部分から構成されています。

  • 鼻梁骨(びりょうこつ)
  • 鋤骨(じょこつ)
  • 上顎骨(じょうがくこつ)

このうち、鼻梁骨と鋤骨は、軟骨でできている部分が多いです。

特に鼻梁骨は、軟骨でできている部分が多く、死後の腐敗や乾燥によって軟骨が溶け、失われます。

一方、上顎骨は、骨でできている部分が多いです。

そのため、骨格標本や骸骨では、上顎骨だけが残っていることがあります。

構成①鼻梁骨(びりょうこつ)

鼻梁骨(びりょうこつ)とは、鼻の中心部を形成する骨です。

左右の鼻骨が合わさって、鼻の背骨のような形をしています。

鼻梁骨は、鼻の形を整える役割をしています。

また、鼻梁骨は、鼻腔を保護する役割もしています。

鼻腔は、空気を温めたり、湿らせたりする役割を果たしているのです。

鼻梁骨は、鼻腔を外からの衝撃から守り、鼻腔の機能を正常に保つ役割をしています。

構成②鋤骨(じょこつ)

鋤骨(じょこつ)とは、頭蓋骨の一部を構成する骨です。

鼻中隔の下部を形成し、鼻腔を左右に仕切る役割をしています。

鋤骨は、薄く、小菱形をした骨です。

左右に1つずつあり、前部は上顎骨と結合し、後部は篩骨と結合します。

鋤骨は、鼻腔の形を整え、鼻腔を左右に仕切ることで、空気の流れを調整する役割をしています。

また、鼻腔の粘膜を保護する役割もしています。

構成③上顎骨(じょうがくこつ)

上顎骨(じょうがくこつ)とは、頭蓋骨の一部を構成する骨です。

顔面部で最も大きな骨であり、上あごの骨としても知られています。

上顎骨は、上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる空洞を持ち、

その内部には副鼻腔の一つである上顎洞が存在します。

また、歯槽突起(しそうとっき)と呼ばれる突起があり、そこに歯が植えられています。

上顎骨は、顔面部の形態を形成する役割をしています。

上顎骨が大きいほど、顔面部が大きく見え、上顎骨の形状によって、鼻や口の形にも影響します。

上顎骨は、歯の支持や咀嚼(そしゃく)にも重要な役割をしています。

そもそも鼻の骨の役割とは何?

鼻の骨は、鼻の形を整え、鼻腔を保護する役割をしています。

具体的には、以下の役割があります。

  • 鼻の形を整える
  • 鼻腔を保護する

役割①鼻の形を整える

鼻の骨は、鼻の中心部を形成し、鼻の背骨のような形をしています。

鼻梁骨がまっすぐで高ければ、鼻の形が整って見えます。

一方、鼻梁骨が曲がっていたり、低かったりすると、鼻の形が歪んで見えます。

役割②鼻腔を保護する

鼻腔は、空気を温めたり、湿らせたりする役割をしています。

鼻の骨は、鼻腔を外からの衝撃から守り、鼻腔の機能を正常に保つ役割をしています。

鼻の骨は、比較的薄い骨で、骨折しやすいです。

鼻の骨は骨折しやすい

鼻に強い衝撃を受けた場合は、鼻骨骨折の可能性があります。

鼻骨骨折を放置すると、鼻の形が歪んでしまったり、鼻づまりになったりすることがあります。

そのため、鼻に強い衝撃を受けた場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

また、鼻の骨は、美容整形の対象としてもよく用いられます。

鼻梁骨を高くしたり、曲がりを矯正したりすることで、鼻の形を整えることができます。

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鼻は軟骨なのになぜ「骨折」と呼ばれるの?

鼻の骨は軟骨と骨の両方からできていますが、軟骨部分の骨折も「骨折」と呼ばれます。

これは、骨折の定義が「骨に亀裂や破損が生じる」ことであり、

骨の種類によって異なるわけではありません。

鼻の骨の軟骨部分の骨折は、一般的に「軟骨骨折」と呼ばれます。

しかし、医療現場では、軟骨部分の骨折も「骨折」と呼ぶことが多いようです。

鼻の骨の軟骨部分は、比較的柔らかいため、強い衝撃を受けると骨折しやすくなります。

骨折を放置すると、鼻の形が歪んでしまったり、鼻づまりになったりすることがあります。

そのため、鼻に強い衝撃を受けた場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

繊細に私たちの人体を守る鼻のありがたさを感じよう

鼻の骨は、私たちの顔の印象を大きく左右するだけでなく、

鼻腔を保護する重要な役割を果たしています。

鼻腔は、空気を温めたり、湿らせたりする役割をしています。

鼻の骨は、鼻腔を外からの衝撃から守り、鼻腔の機能を正常に保つ役割を果たしています。

もし鼻の骨がなければ、鼻腔は外からの衝撃を受けやすくなり、

鼻づまりや呼吸障害などのトラブルを引き起こすのです。

このように、鼻の骨は私たちの人体にとって、とても大切な骨なのです。

繊細でありながら私たちの人体を守ってくれる鼻の骨に感謝しましょう!

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