のり弁当は他よりなぜ安いのか?海苔はどうやって食べるのが正しいの?

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あなたはスーパーや全国チェーンのお弁当屋さんで、一番好きなお弁当は何ですか?

唐揚げ弁当、焼き魚弁当、ハンバーグ弁当など・・・人それぞれに好みがあるかと思います。

その中でも、安定的な人気があるのが「のり弁当」です!

「今日は何の弁当を食べようかな?」と迷った時に、

その安さと具材がたくさん乗っているのり弁当を選ぶ人も多いのではないでしょうか?

値上がりが続く今日ですが、その中でものり弁当はまだ買える値段だと感じます。

そこで今回は、のり弁当がなぜあんなに安いのか?

また、のり弁当の海苔はどのようにして食べるのが正しいのか注目してみましょう!

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のり弁当はなぜ安い?理由は3つ

のり弁当が他の弁当よりも価格が安い理由は、以下の3つが挙げられます。

  • 具材のコストが低い
  • 調理の手間が少ない
  • 大量生産によるスケールメリット

理由①具材のコストが低い

まず、のり弁当が安い理由としては、具材のコストが低いからです。

のり弁当の具材は、白身フライ、ちくわ天、きんぴら、たくあんの4種類です。

これらの具材は、どれも比較的安価で手に入ります。

白身フライは、冷凍食品や業務用食品を利用することによって、コストを抑えることができます。

また、ちくわ天は、ちくわのすり身を加工するだけで作ることができるため、

コストは比較的低く抑えられます。

きんぴらは、れんこんや人参などの野菜を炒めるだけで作ることができるため、低コストです。

そして、たくあんも漬物として販売されているため、コストを抑えられるのです。

理由②調理の手間が少ない

のり弁当は、ご飯を炊いて、具材を盛り付けるだけで作ることができます。

そのため、調理の手間が少なく、人件費を抑えることができるのです。

筆者は弁当製造の経験がありますが、他の弁当はメインのおかずを切ったり、

ソースやネギなどをトッピングしたりして、食べる側が想像しているよりも手間暇がかかります。

しかし、のり弁当はほとんど包丁を使うことがなく具材を乗せるだけなので、

誰でも一番かんたんに感じる弁当だという印象でした!

そんなことから、のり弁当は販売価格も安くできるのです。

理由③大量生産によるスケールメリット

のり弁当は、全国に多くの店舗を展開しているため、

大量生産によるスケールメリットを活かして、コストを抑えることができます。

また、のり弁当は、日本人の食卓に馴染み深いメニューであり、幅広い層に人気があります。

そのため、多くの店舗が取り扱っており、競争が激しくなっているため、

価格を抑える必要に迫られていることも考えられます。

これらの理由から、のり弁当は、他の弁当よりも価格が安く提供されているのです。

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のり弁当の歴史の始まりは昭和30年代

のり弁当の歴史は、古くから家庭で作られていた「のりおかか弁当」が原型です。

のりおかか弁当は、ご飯の上にかつおぶしと醤油でまぶした猫まんまをのせた弁当で、

昭和30年代頃から広まりました。

「ほっかほっか亭」から誕生後、コンビニなどへ展開

のり弁当の形態が現在のスタイルになったのは、1976年に埼玉県でオープンした

「ほっかほっか亭」が、「のりおかか弁当」に白身魚のフライとちくわの天ぷらを乗せた

「のり弁当」を発売したことがきっかけです。

ほっかほっか亭の「のり弁当」はボリュームがあり、

価格も手頃だったことから、たちまち人気商品となりました。

その後、他の持ち帰り弁当チェーン店やコンビニエンスストアでも

「のり弁当」が発売されるようになり、現代の定番弁当となりました。

常備しやすい「家庭の味」から弁当の定番へ

のり弁当の定番具材は、白身フライ、ちくわ天、きんぴら、たくあんの4種類です。

これらの具材は、どれも保存がきき、常備しやすい食品です。

そのため、家庭での作り置きにも向いており、弁当の定番となったと考えられます。

また、のり弁当は、ご飯、おかず、漬物がバランスよく盛り付けられているため、栄養価も高いです。

そのため、子どもから大人まで幅広い層に人気があります。

近年ののり弁の進化

近年では、のり弁当の進化も進んでいます。

具材やおかずの種類が豊富になったり、見た目が華やかになったりしています。

また、ヘルシー志向の高まりから、野菜をたっぷり使ったのり弁当も登場しています。

今後も、時代の変化に合わせて、のり弁当はさらに進化していくと考えられます。

のり弁当の海苔の役割とは?

のり弁当の海苔の役割は以下の通りです。

  • 見た目のアクセント
  • ご飯とおかずをまとめる
  • 栄養価の向上

役割①見た目のアクセント

海苔は緑色の鮮やかな色合いで、のり弁当の見た目を華やかにします。

また、海苔の香りと口にした時の香ばしさが、食欲をそそります。

役割②ご飯とおかずをまとめる

のり弁当の海苔は、ご飯とおかずをまとめる役割があります。

海苔をご飯とおかずの間に挟むことでストッパーの役割を果たし、

ご飯とおかずがバラバラになりにくくなり、食べやすくなるのです。

また、きんぴら、たくあんの汁気がご飯に染み込むのを防ぐ役割もあります。

役割③栄養価の向上

海苔は食物繊維やビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。

そのため、のり弁当を食べることで、栄養価を向上させることができます。

具体的には、以下の効果が期待できます。

  • 食物繊維:便秘解消、腸内環境の改善
  • ビタミンB1:疲労回復、エネルギー代謝の促進
  • ビタミンB2:皮膚や粘膜の健康維持、視力の維持
  • ビタミンB6:たんぱく質の代謝、神経の働きの維持
  • ビタミンC:コラーゲンの生成、免疫力の向上
  • カルシウム:骨や歯の健康維持
  • 鉄:貧血の予防

このように、のり弁当の海苔は見た目や食感、栄養価など、

さまざまな点で重要な役割を果たしています。

のり弁当の海苔はどう食べるのが正解?

のり弁当の海苔は、箸で切りながら食べるのが無難です。

海苔は、ご飯にのせてから時間が経つと、しんなりして切りにくくなります。

そのため、箸で切りながら食べることで、食べやすい大きさに切ることができます。

また、のり弁当の海苔は、ご飯とおかずをまとめる役割もあるのです。

海苔を箸で切ることで、ご飯とおかずがバラバラになりにくくなります。

ただし、のり弁当の海苔は、そのままでも食べることができます。

海苔の香ばしさや風味を楽しみたい場合は、食事マナーの観点を省けば、

そのまま海苔一枚を折りたたんでワイルドに一口で食べても良いかもしれません(笑)

また、弁当の製造会社によっては、海苔と海苔の間にミシン目が入っていることがあり、

消費者が食べやすいように考慮されている場合もあります。

このように、のり弁当の海苔は、箸で切りながら食べるか、そのまま食べるか、

好みに合わせて選択することができます。

低コストでボリュームがあるのり弁当を美味しく食べよう!

筆者も以前から「のり弁当はなぜこんなに安いのだろう?」と気になっていましたが、

それには大量生産による低コスト化、具材が低コストで手に入る背景がありました。

また、のり弁当の海苔は箸で上手に切りながら食べるのが無難です。

魚の身を食べる時のように、食べやすいサイズに切りながら食べましょう。

どこのお弁当屋さんやスーパーの惣菜コーナーでも安く販売されているのがのり弁当の魅力です。

どこか懐かしさを感じながらのり弁当をより美味しく召し上がってくださいね!

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