丸いものを見ると安心する心理とは?優しい気持ちになる心理学的効果と実例

小ネタ

突然ですが、あなたは丸いものは好きですか?

丸いものを見ると、なぜか安心感や安堵感を覚える人は多いのではないでしょうか。

また、丸いモチーフのキャラクターを見ても、なんとなく優しい気持ちになれるものです。

テディベアのように、シルエットというよりパーツそれぞれが

丸いもので揃えられたようなものも、そう感じませんか?

さらに自然界には、太陽、月、地球、動物の体、果物、野菜など、

さまざまな丸い形状のものがあります。

これらを見ても刺々しさはなく、どこか安心できますよね。

この安心する感覚とは、一体どのような心理が働いているのでしょうか?

スポンサーリンク

丸いものを見ると安心する心理①「脳への刺激が少ない」

結論から言うと、丸いものは脳への刺激が少ないと考えられます。

鋭角な形状のものは、角や稜線によって、脳に多くの情報を処理させる必要があり、

脳が疲労しやすく、ストレスや不安を感じやすくなるのです。

一方、丸みのある形状のものは、角や稜線がないため、

脳に与える刺激が少なく、リラックス効果があります。

そのため、脳が少ない情報で済むため、ストレスや不安を感じにくくなります。

丸いものを見ると安心する心理②「自然界に多く見られる」

自然界には、丸い形状のものが多く存在します。

例えば、太陽、月、星、地球、動物の体、果物、野菜などです。

こうした丸い形状のものを見ると、

無意識のうちに自然界の安全や安心感を連想し、心が落ち着くと考えられます。

丸いものを見ると安心する心理は、進化の過程で身につけた本能的な反応であると考えられます。

太陽、月、地球を見て安心する理由

太陽や月、地球は、我々人間が生きていくために必要不可欠な働きをしています。

また、以下の理由で安心感を与えてくれるのです。

  • 太陽

太陽は、地球にとって生命を育む源であり、人々は古くから太陽を崇めてきました。

そのため、太陽を見ると、安心感や希望感を覚える人が多いです。

月は、地球からいつも同じ大きさで見え、地球の引力によって安定しています。

そのため、月を見ると、安心感や安寧感を覚える人が多いです。

  • 地球

地球は、丸い形状をしているため、重力によって均等に力が加わり、安定しています。

そのため、地球を見ると、安心感や安全感を覚える人が多いです。

動物を見て安心する理由

動物の体は、丸みのある形状をしており、柔軟性と強靭さを兼ね備えています。

また、犬や猫やスズメなどの日常に存在する動物は人間に比べて力が弱く、

赤ちゃんと同じように「守ってあげたい」という心理が働くことも理由の一つです。

果物、野菜を見て安心する理由

果物や野菜は、丸みのある形状をしており、熟した状態を示す色や模様が付いています。

色が付いているということは、無機質な雰囲気がなく「生きている証拠」のように感じます。

そのため、果物や野菜を見ると安心感を得られるのです。

丸いものが与える心理的効果とは?

丸いものには、以下の心理的効果があるといわれています。

  • 安心感や安全感を与える
  • リラックス効果をもたらす
  • 親近感や好感を与える

丸いものは、鋭角な形状のものに比べて、安心感や安全感を与える効果があります。

そのため、病院や介護施設などの施設内には、

丸い形状の家具や装飾品が置かれていることが多いです。

また、丸いものは、リラックス効果をもたらす効果があります。

そのため、リラックスできる空間を演出したい場合、丸い形状のものを活用するとよいでしょう。

さらに、丸いものは、親近感や好感を与える効果があります。

そのため、子供向けの製品やキャラクターなどのデザインには、丸みのある形状がよく使われます。

丸いものを使った「安心を与える実例」

丸いものを使った実例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 家具やインテリア

例えば、丸いテーブルや椅子に座ると、安定して座ることができ、

リラックスしやすくなります。

また、丸い形状の照明器具は、柔らかい光を放ち、居心地の良い空間を演出します。

  • デザイン

丸みのあるフォルムの車や家電製品は、親しみやすく、愛着が湧きやすいデザインです。

また、丸みのあるキャラクターやイラストは、親しみやすさや可愛らしさを感じさせます。

  • おもちゃ

赤ちゃんのおもちゃが丸いことも、丸いものを見ると安心する心理に関係していると考えられます。

赤ちゃんは、生まれて間もない頃から、丸い形状のものに興味を示すことが知られています。

これは、丸い形状が、赤ちゃんの視覚や触覚に適しているためと考えられます。

赤ちゃんの視力は、生後数ヶ月で急速に発達しますが、

その初期には遠くのものや細かいものはよく見えません。

そのため、赤ちゃんは、大きな形状のものを好む傾向があります。

また、赤ちゃんの触覚は、生まれてすぐに発達しており、

丸みのある形状は、柔らかく掴みやすいため、赤ちゃんは安心感を覚えやすいと考えられます。

そのため、丸みのある形状は、脳への刺激が少なく、リラックス効果があるため、

赤ちゃんは安心感を覚えやすいのです。

安心感を得られる丸いものを身近に置こう!

丸いものは脳への刺激が少ないものとされており、それによりリラックス効果があります。

また、視覚などが未熟な赤ちゃんは、情報量の多い細かいものを認識できません。

赤ちゃんにとって丸いものは、脳へのストレスも少なく掴みやすいため、安心感を与えます。

ソファーやテーブルなど、インテリアに丸みのあるものを選ぶことで、

日々のストレスをリラックスさせる効果もあるので、

ぜひ丸いものを身近なものに取り入れてみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました